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エイジングケアと食べ物の関係

エイジングケアとは、加齢による老化のスピードを遅くする対策としての「抗老化」の意味で用いられる言葉です。老化は、活性酸素による体の酸化、糖分の過剰摂取による体の糖化、長寿遺伝子の衰え、ホルモンの減少などが主な原因とされています。これらの原因に対して、食事や食生活を見直すことでエイジングケアができる可能性があります。この記事では、エイジングケアに効果的な食べ物や栄養素、食生活のポイントについて解説します。

 

エイジングケアに効果的な食べ物や栄養素

エイジングケアに効果的な食べ物や栄養素には、以下のようなものがあります。

  • 動物性タンパク質

     

    肉や魚などに含まれる動物性タンパク質は、肌のハリや弾力を保つコラーゲン生成の材料となるアミノ酸を豊富に含んでいます。タンパク質は生命維持や体を動かすエネルギーの源となる栄養素でもあります。タンパク質が不足すると、筋力や髪・爪の質が低下しやすくなり、免疫力の低下を引き起こすなど、さまざまな症状が出る恐れがあります。動物性タンパク質を含む食品の1日あたりの摂取量は、100グラム程度とされています。

  • 野菜のビタミン、きのこ・海藻類のミネラル類

     

    野菜やきのこ、海藻類に含まれるビタミンやミネラル類も、エイジングケアが期待できます。ビタミンには抗酸化作用があり、酸化してしまった肌によいといわれています。例えば、緑黄色野菜であるトマトに含まれるリコピンや、人参に含まれるβカロテン、玉ねぎに含まれるケルセチンなども抗酸化作用があります。海藻には多くのミネラル類が含まれており、血や骨をつくる鉄・カルシウム、成長ホルモンを活性化させるヨウ素などが代表的な栄養素です。きのこには、カルシウムの吸収を促進するビタミンDやビタミンB群が豊富で、さらにミネラルもバランスよく含まれています。1日の摂取目安は淡色野菜が200グラム、緑黄色野菜は100グラム、きのこ・海藻類は50グラムです。

  • 大豆イソフラボン

     

    納豆や枝豆など、大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、近年注目されている栄養素のひとつです。その注目の理由として、抗酸化作用だけではなく女性ホルモンであるエストロゲンに似た性質を持っていることが挙げられます。肌や髪の潤いを保つ作用があるエストロゲンは、思春期から増加して30代後半から減少し始めます。閉経前後は卵巣機能が低下するためさらに減少し、ほてりやイライラなどの更年期症状に悩まされる女性も多いです。大豆イソフラボンには女性ホルモンのような作用があり、摂取すると減少してしまった女性ホルモンをサポートし、エイジングケアにつながります。1日の摂取量は納豆なら1パック、豆腐なら1/2丁とされています。

  • ナッツ類の植物性タンパク質・ミネラル類

     

    ナッツ類に含まれる植物性タンパク質は、肌や細胞の形成を司る役割があります。動物性タンパク質だけではなく植物性タンパク質も摂取する理由としてはエネルギー量が抑えられることが挙げられます。さらに水溶性ビタミンを含んでいるものが多く活動に必要なエネルギーを効率よく作り出せるとされています。ナッツ類に含まれるビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれ血行促進や新陳代謝の活発化を促します。またナッツ類はミネラルも豊富に含んでいます。しかし野菜と比べると脂質が多いため1日の摂取量は25グラム(手のひらに軽く1杯程度)を目安とするとよいでしょう。

  • プロポリス

     

    プロポリスは、ミツバチが木の芽や樹液などから集めた樹脂製の混合物で、巣の隙間を埋めたり、病気や寄生者から巣を守ったりするために使われます。プロポリスは色や成分が起源となる植物によって異なりますが、一般には樹脂・バルサム(55%)、ワックス(30%)、油性物質(10%)、花粉(5%)で構成されています。

     

    プロポリスには、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの栄養素や、フラボノイドなどのファイトケミカル(植物性化学物質)が含まれています。これらの成分は、抗菌・抗ウイルス・抗炎症・抗酸化・抗腫瘍などの効果をもち、人間の健康にも有益です。

     

    プロポリスは、ブラジルをはじめとする世界各国で採集されており、品質や特徴は産地や起源植物によって異なります。日本では北海道から沖縄まで幅広く採集されていますが、量は少なく研究用が主です。

     

    プロポリスは、化粧品や日焼け止め、消毒抗炎剤などの用途に利用されるほか、健康食品や飲料としても広く摂取されています。プロポリスを摂取する際には、アルコール抽出したものが一般的です。また、過剰摂取による副作用やアレルギー反応に注意する必要があります。